★アジアの旅は終わらない | 手のひらの中のアジア

★アジアの旅は終わらない

Girl's Smile/Uzbekistan

今年に入ってから、トルコを起点にシリア、ヨルダン、イエメン、アルメニア、グルジアと旅してトルコへ。最近はちょっとヨーロッパ方面に足を踏み入れて、ブルガリア経由でルーマニアなんかをまわってたんだけど。途中で切り上げてまたトルコへ戻ってきた。


アジアに戻ろうかな、と思う。


この旅も3年9ヶ月が経過した。ほぼ4年。自分だとあっという間で、ちっともそんなに費やしてる気がしないのだけれど、傍からみるとそれはやはりとても長い時間なのかな。


3年半から4年くらいで世界一周いけるところまで、と最初は思っていたけれど、世界はやっぱり広すぎる。旅の序盤の時点で、こんな感じになることは多少予想がついていたけれど。


アフリカやら中南米やら、行きたいところはまだまだたくさんある。でも旅に出る前に焦がれていたほど行きたいかというと、現時点ではそうでもない。アジアの魅力がまだまだ尽きないこともあるし、単純に新しいものがこれ以上受け止めきれない心のキャパシティの問題もある。


アジアに戻ることを考え始めたのは実はだいぶ前からのこと。その時はまだなぜ自分が「先へ進む」のではなく、「戻ろうとしている」のかがよくわからなかった。そこには感傷的な気持ちからくるものが多分にあって、それじゃぁ何も意味がないんじゃないかという気がして。それからまたしばらく時間をかけて、心の中で自然な形で結論が出るまでは先へ進む(新しい場所へ向かう)ことを選んだ。


そうした流れの中で、結果として、好奇心が「アジアへ戻る」という方向へ向いていることを自覚した、ということか。「(アジアへ)戻る」ことが、すなわち「(先へ)進む」ことなんじゃないか、って。


アジアに戻ることについては、訪れる場所によっては2年半、3年という月日が流れてる。


あれから何が変わって、何が変わっていないんだろう。


自分もまわりも。


少なくともきっと前とまったく同じではないと思うし、同じものを求めてもいない。


「アジアへ戻る」のだけど、それはあくまで「新しいステージ」として臨みたい。


それは「最終の」、という意味でも。


ほかにも話したいことはたくさんあるけれど、ひとまず先へ進むことにする。


また新たな気持で。


最終ステージ、アジア再探訪の旅の始まり。